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LINEの「友だち」が最も多い政党は公明党、「フォロワー」は自民とみんな

 株式会社ユーザーローカルは18日、各政党のSNSアカウントのファン数などを調査した結果を発表した。同社が提供するソーシャルメディア分析ツール「Social Insight」を利用して調べたもの。ファン数は、Twitterの「フォロワー」、Facebookページの「いいね!」、LINEの「友だち」の件数をカウントした。

 7月16日時点でフォロワーが最も多いのは自民党で6万4125人、次いでみんなの党の6万3733人、公明党の3万4476人。いいね!は、自民党が4万3967件で飛び抜けており、次いで公明党の9358件、みんなの党の4616件、日本共産党の4418件と続く。LINEの友だちは、公明党が11万1092人でトップ。次いで自民党が9万4138人、日本維新の会が7万3314人と続く。

 フォロワー、いいね!、友だちを合計したSNSファン数は、自民党の20万2230人、公明党の15万4926人、みんなの党の11万1391人の順。

 なお、それぞれの政党のファン数における構成比は、LINEの友だちが最も高く7~9割を占める政党が多い中、みんなの党はTwitterのフォロワーが57.2%を占め、友だちの38.6%を上回っている。自民党は、友だちが最も多いものの46.5%にとどまり、フォロワーが31.7%、いいね!が21.7%と、比較的バランスがとれている。

 各政党のFacebookページにいいね!をしている人の年代(推定)は、民主党や日本維新の会が若く、日本共産党やみどりの党では年配が多かったという。また、性別(推定)は、公明党の女性比率が最も高く30.1%だった。

 政党ごとに、Facebookページでの投稿への反響の度合いについても調査している。7月4日から15日までの期間を対象に、いわゆるエンゲージメントが高いかどうかを「(いいね!数+コメント数+シェア数)÷ファン数」で算出したところ、1投稿あたりの平均反応率が高かったのは、公明党の10.5%、次いで生活の党の6.5%だった。

 また、投稿に対する「いいね!」「コメント」「シェア」の割合を見ると、いずれの党もいいね!の割合が高かったが、民主党は他の党に比べてコメントの割合が17.0%と高かった。民主党からの投稿を読んだFacebookユーザーが議論しているケースが多いことがデータから分かるとしている。一方、シェア機能の割合は、日本共産党が14.1%、生活の党が12.3%、公明党が11.5%と比較的高かった。政党からの意見をFacebook上の友人に共有したがっている人が多いことが分かるとしている。

(永沢 茂)