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昭文社、人が通訳する機能も備えた海外旅行者向けアプリ「SmartTrip」

 株式会社昭文社は1日、海外旅行者向けの翻訳/通訳アプリ「SmartTrip」をアシストオール株式会社と共同開発したと発表した。日本語音声を多言語に自動翻訳する「音声翻訳機能」に加えて、専門オペレーターに電話をつないで人が通訳する「電話通訳機能」を提供するのが特徴。

 アプリはアシストオールから提供し、同日よりAndroid版が公開されている。iOS版は8月中旬に公開予定。アプリ本体は無料。電話通訳機能の利用は、5分までは無料で、以降は1分150円(要クレジットカード登録)。また、通話料もかかる。

 電話通訳機能は、日本語、英語、中国語、韓国語の4言語に対応。アプリで言語を選んで電話をかけると、オペレーターが通訳を行う。アシストオールによると、利用時間の目安はタクシー/バス/電車での行き先確認が1~2分、レストランでの注文/メニュー確認が1~2分、トラブル発生時の各種相談が3~4分、現地公的機関での証明書発行請求等が5分~。

 音声翻訳機能は、スマートフォンに向かって話した言葉を指定の言語に翻訳するもの。日本語、英語、簡体中国語、繁体中国語、韓国語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、アラビア語、チェコ語、デンマーク語、ギリシア語、フィンランド語、ハンガリー語、インドネシア語、オランダ語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、スロバキア語、スウェーデン語、トルコ語、ベトナム語の25言語に対応する。この機能の利用は無料だが、データ通信料が発生する。

(永沢 茂)