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Twitter、脅迫的なツイートの禁止を明文化

 Twitterの英国法人は3日、Twitterのルールを更新し、他のユーザーに対する脅迫などの行為を容認しないことを明確化したと発表した。

 英国で、紙幣の図柄に女性の肖像を採用することが決定された直後から、採用を働きかけていた女性権利活動家のCaroline Criado-Perez氏などに対し、レイプ予告などを含む脅迫的な内容のツイートが大量に寄せられ、逮捕者も出たことを受けたもの。

 新たなルールでは、ユーザーを特定した形での嫌がらせを禁止するという条項を追加。ユーザーの行為がこのルールに該当するかどうかは、複数のアカウントを用いたメッセージ送信、嫌がらせのみを目的としたメッセージ送信、メッセージが一方的または脅迫的な内容であるといった要素により判定するという。

 また、最新版のiOS向けアプリとモバイル向けウェブには、こうした行為を報告するためのボタンを設けており、Android向けアプリと通常のウェブにも来月中に追加すると説明。英国においては「UK Safer Internet Center」と共同で取り組みを進めるとともに、取り組みを広告などでユーザーに周知していくとしている。

(三柳 英樹)