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アップルのiPhone 5s/5c発売、ドコモなどキャリア3社が記念イベント開催
(2013/9/20 17:27)
アップルの新スマートフォン「iPhone 5s」および「iPhone 5c」が20日、発売された。初めてiPhoneを販売するNTTドコモを筆頭に、キャリア3社が朝8時から記念イベントを開催し、ムードを盛り上げた。
iPhone 5s/5cは、アップルが9月10日(米国時間)に発表した新モデル。iPhone 5sは、2012年9月発売のiPhone 5の外観をほぼそのまま踏襲し、画面サイズも4インチ(1136×640ドット)のままだが、64ビット対応の「A7」チップを採用するなど、内部的には大幅進化した。また、ホームボタン部分には指紋認証システム「Touch ID」を搭載。パスワード入力することなく、指紋で画面ロックを解除できる。カラーバリエーションには「ゴールド」が加わり、3種類となった。
一方のiPhone 5cは、ホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの5色カラー展開が特徴。内蔵チップが「A6」(iPhone 5で採用)、64GBメモリがラインナップされないなど、下位モデル的な位置付けがなされている。また、重量もiPhone 5sよりも20g重い132g。ただし、画面サイズ・解像度はiPhone 5sと共通。
iPhone 5s/5cの日本国内発売にあたっては、ドコモが新たに取り扱いを開始し、注目を集めた。ドコモ版iPhoneについては長年待望論が聞かれ、メディアでも取り沙汰されていたが、ドコモ側からは導入に否定的なコメントがたびたび出ていた。
しかし、9月10日のiPhone 5s/5c発表イベントでドコモによる取り扱いが正式発表された。ただ、発売時点ではキャリアメール(spモードメール)をiPhone 5s/5cでは送受信できないなどの制限もある(10月1日以降対応の予定)。au、ソフトバンクも従来通りiPhoneを販売する。
なお、iPhoneの販売にあたっては事前に予約を受け付けるのが通例だったが、今回は予約対象機種をiPhone 5cのみとする異例の体制がとられた。結局、iPhone 5sについては、発売当日以降に予約を受け付ける例が多かった。
発売当日は、iPhoneを取り扱う3キャリアがいずれも発売記念イベントを開催した。ドコモは代表取締役社長の加藤薫氏がポロシャツ姿(ノーネクタイ)で出席。行列を作っていた購入希望者らに謝辞を述べた。
auのイベントにはKDDI代表取締役社長の田中孝司氏が参加。購入希望者らとの記念撮影などを行った。ソフトバンクのイベントには代表取締役副社長兼COOの宮内謙氏が出席し、発売カウントダウンにも加わった。
また、アップルストア銀座店でも恒例の行列ができた。国内でも特に著名なiPhone販売店ということもあり、多くの客が列をなし、ストア店員もハイタッチで迎えるなど、おなじみの光景が見られたという。