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ストビュー撮影用の三輪車が「ツール・ド・三陸」に出走、写り込むチャンス

トライク(写真は2010年8月時点のもの)

 Googleのストリートビュー撮影用三輪車「トライク」が、岩手県陸前高田市で10月6日に開催されるイベント「ツール・ド・三陸 サイクリングチャレンジ2013 in りくぜんたかた」で走ることが明らかになった。撮影した画像が後日、ストリートビューとして公開されるという。同イベントは、東日本大震災で大きな被害を受けた三陸エリアの復興を後押しするために行われているもので、グーグル株式会社もパートナーとして協力している。

 今回のツール・ド・三陸では、49km/39km/17kmのコースが設定されているが、グーグルによると、トライクは撮影機材を搭載しており車両重量が約120kgもある。残念ながらコース全域を走行するのはきついため、ゴール付近の1~2km区間を走ることになるという。

 ツール・ド・三陸のGoogle+ページでは、地元の観戦者に向けて、ストリートビューに写り込みに来ることを提案している。紙やボードにメッセージを書き、三陸を世界に向けて紹介しようというわけだ。また、ツール・ド・三陸の参加者に対しては、ゼッケンにメッセージを書いておき、トライクをゆっくり追い越していけば、ストリートビューに写り込めるかもしれないとしている。

 グーグルによると、ツール・ド・三陸のストリートビューの公開時期などは未定。なお、このようなイベントのストリートビューとしては、徳島市の阿波踊りが同じくトライクで撮影され、スペシャルコレクションとして公開されている事例がある。

(永沢 茂)