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私有地も「ストリートビュー」で撮影・公開、Googleが新サービス

施設運営者からの申し込み受け付けを開始

ストリートビュー画像を撮影できる自転車
 グーグルは13日、「Google マップ」において、「ストリートビュー パートナー プログラム」を開始した。遊園地や大学など、施設の運営者からの申し込みを受けて、グーグルがストリートビューの画像撮影・掲載を行う。利用は無料だが、審査に通過する必要がある。

 同プログラムでは申し込み専用ページを設置しており、施設の詳細や撮影場所の情報などの情報を入力して申し込める。選択できる施設の種類を見ると、「動物園」「公園」「大学」「遊園地」「屋外市場」「スタジアム」「記念建造物」「サーキット」「ゴルフ場」「ホテル」などを想定しているようだ。従来の自動車による撮影に加え、自転車にカメラを搭載した「トライク」も用意。施設の広さに応じて使い分ける。

 グーグルの根来香里マーケティングマネージャーは、「Google マップを通じて世界中のユーザーに施設をアピールできる」と説明。ただし、すべての申し込みには対応できないため、グーグルの審査を通過する必要がある。プログラムのパートナーは、APIを利用して、自身のWebサイトにストリートビューを掲載するといった活用も可能だ。

 根来氏は、「撮影車両や人手など物理的な制限があるため、すべての申し込みに応えることはできないが、なるべく多くの人に参加してもらいたい」と話す。自転車を使って撮影する場合は、自転車をトラックに乗せて現地まで運ぶという。同プログラムの概要ページでは、テストケース(京都・高台寺)のトライクによる撮影模様を動画で紹介している。なお、今回は日本先行での開始となり、「今後は他の国でも行いたい」とした。


テストケースの京都・高台寺 トライクの後部に画像記録用のPCとバッテリーを搭載

関連情報

URL
  ストリートビュー パートナー プログラム
  http://maps.google.co.jp/intl/ja/help/maps/streetview/partners/

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( 野津 誠 )
2009/05/13 18:23

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