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LPI-Japan、「Linuxセキュリティ標準教科書」PDF版とEPUB版を無料配布

 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下、LPI-Japan)は1日、オープンソースソフト(OSS)、Linuxの技術者育成・教育を目的とした教材「Linuxセキュリティ標準教科書」を公開したと発表した。同法人のWebサイトから、PDF版(180ページ)とEPUB版(6.5MB)を無料でダウンロードできる。また、Kindle版、書籍版も有料で提供するとのこと。

 「Linuxセキュリティ標準教科書」は、Linuxにおけるセキュリティを学習・再認識するために最低限必要となる知識を、体系的にまとめて提供する教科書。LPI-Japanでは、教育機関や企業研修において、OSS/Linuxにおけるセキュリティ教育の質を向上させることを目的とし、無料にて配布するという。

 またこの教科書は、セキュアなシステム設計、サーバー構築のスキルを認定する「LPICレベル3 303試験(LPI- 303 Security Exam)」の教育および学習にも役立つとのこと。

 なお、テキストの構成は以下の通り。

・1章 はじめに ~セキュリティに関わる問題の原因と対策~
・2章 Linuxサーバにおけるセキュリティ基本チェック
・3章 iptablesによるパケットフィルタリング
・4章 SELinux
・5章 ACL
・6章 OpenSSHによるサーバアクセスと、サーバ管理
・7章 セキュリティツールによる改ざん検知と侵入検知
・8章 セキュリティスキャンツールによる脆弱性のチェック
・9章 WEB サーバ(apache)におけるセキュリティ

(石井 一志)