「Kobo Aura」は1万2800円で12月上旬発売、予約開始

　楽天株式会社の子会社であるカナダKobo Inc.は17日、6インチE Inkディスプレイ搭載の電子書籍リーダー「Kobo Aura」の予約受付を開始した。価格は1万2800円で、12月上旬より順次出荷を開始する。

「Kobo Aura」

　Kobo Auraは8月末に発表された新型モデル。日本市場での取り扱いについては未定とされてきたが、今回正式に取り扱うことが発表され、価格と発売時期についても明らかとなった。

　Kobo Auraでは6インチのE Ink Pearlディスプレイを搭載する。解像度は1024×758ドット（212dpi）で、16階調グレースケール表示（モノクロ）。均質でムラが少ないとされるフロントライト技術「ComfortLight」を採用するほか、ページ更新時のリフレッシュ頻度を減少させるなど、見やすさの改善が図られているという。また、マルチタッチ（2本指操作）での表示拡大・縮小も可能。

　コンテンツ収録用の内蔵メモリは4GB（うち使用可能容量3GB）。一般的なテキストベースの書籍（約1MB）を最大3000点程度保存できるとしている。また、最大32GBまでのmicroSDHCカードを装着し、メモリを拡張することも可能。

　IEEE 802.11b/g/nでのWi-Fi（無線LAN）通信をサポートする。フロントライトとWi-Fiをオフにした状態で1日30ページ程度（1分1ページのペース）読書した場合、約8週間のバッテリー駆動が可能としている。

　本体サイズは114×150×8.1mm、重量は174g。カラーバリエーションはブラックとピンク。

　予約受付は「楽天市場」にて開始した。予約者向けには純正のスリープカバー（ブラックまたはパールグレー）をセットで提供する。なお、12月上旬以降は、楽天市場だけでなく、家電量販店や書店などでもKobo Auraを販売する。