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「Gmail」と「Google Docs」が手書き入力に対応

 米Googleは22日、「Gmail」と「Google Docs」において、マウスやトラックパッドからの手書き入力をサポートしたと発表した。現時点で、Gmailでは日本語や中国語、ヒンディー語、ロシア語などを含む50以上の言語、Google Docsでは20以上の言語に対応しているという。

 多言語対応の入力ツールとしてはこれまでもオンスクリーンの仮想キーボードやアジア言語のIMEなどが提供されていたが、Googleでは、入力ツールとしてキーボードが必ずしも理想でない場合もあると指摘する。手書き入力によって、キーボードからではどうやって入力していいのか分からない外国語も入力できるようになる。

手書き入力ウィンドウ

 Gmailでは、歯車アイコンの左側にある「入力ツール」のプルダウンメニューから「入力ツールの設定」画面を開き、手書き入力したい言語を追加する。鉛筆アイコンが付いているものが、手書き入力に対応している言語だ。その後、メールなどのテキスト入力時に、同じく入力ツールのプルダウンメニューから、希望の言語の手書き入力ツールを選択すれば、手書き入力ウィンドウが開く。そこでマウスやトラックパッドを使って書くと、文字の候補が表示される。

「入力ツール」を選択するプルダウンメニュー
「入力ツールの設定」画面

 なお、入力ツールを使用するには、歯車アイコンから「設定」画面を開き、「全般」タブの「言語」セクションで、「入力ツールを有効にする」のチェックボックスをオンにしておく必要がある。「言語」セクションで「入力ツールを有効にする」の設定項目が表示されない場合は、まず「すべての言語オプションを表示」リンクをクリックすればよい。

 Google Docsでは、ツールバーの「その他」メニューの中にある項目から、同様に入力ツールを選択可能だ。

Google Docsでの手書き入力画面

(永沢 茂)