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「ServersMan@VPS」がバージョンアップ、スワップ機能やUbuntu 12.04に対応

 株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は17日、仮想専用サーバーサービス「ServersMan@VPS」のメジャーバージョンアップを行い、CentOS、Ubuntu、DebianのすべてのOSにスワップ機能を提供した。また、Ubuntuについては、最新安定版のUbuntu 12.04 LTSの提供も開始した。

 DTIでは、ServersMan@VPSでユーザーから特に要望の多かったスワップ機能の提供のため、新カーネルの安定化に取り組み、事前にラボ環境として「ServersMan@VPS Lab」を利用してもらい、約半年間、既存のユーザーと共に開発してきたと説明。ユーザーからのフィードバックを得て改善を加え、すべてのユーザーに利用できる環境が整ったとして、17日から順次提供を開始する。

 スワップ機能は、HDD上のスワップ領域と呼ばれる専用の保存領域に、現在使われていないプログラムを一時的に書き出して消去し、占有していたメモリを開放するもの。これにより、メモリ不足の際にもプロセスが切断されずに、メモリを効率的に利用できる。スワップ領域の上限は、各プランの搭載メモリと同様の容量となる。

 また、これまでユーザーから要望のあったUbuntu 12.04 LTS(長期サポート版)の64ビット版についても、新カーネル上での動作安定に取り組み、提供できる準備が整ったとして、提供を開始した。

 新バージョンのサービスは、新規ユーザーは入会後すぐに利用が可能。また、既存ユーザーもメンテナンスが完了次第、利用が可能となる。

(三柳 英樹)