ニュース

ASUS、Wi-Fiルーターの11ac正式対応を発表、最大1300Mbpsの「RT-AC68U」で

 ASUSTeK Computer(ASUS)は21日、同社の無線LANルーター「RT-AC68U」がIEEE 802.11ac規格に正式対応したと発表した。

 RT-AC68Uは、IEEE 802.11acのドラフト版の対応製品として2013年11月に発売されていた製品。IEEEが2014年1月7日、IEEE 802.11acを正式規格として承認したことを受け、ASUSでもRT-AC68Uの正式対応を発表した。ユーザー側での特別な操作不要で、そのままIEEE 802.11ac正式対応無線LANルーターとして使用できるとしている。

 RT-AC68Uでは、IEEE 802.11ac/a/nの5GHz帯と、IEEE 802.11b/g/nの2.4GHz帯というデュアルバンドで運用が可能。5GHzのIEEE 802.11acで最大1300Mbpsとなっている。一方、2.4GHz帯のIEEE 802.11nでも、無線通信を最大33%高速化するというBroadcomの技術「TurboQAM」に対応しており、同技術に対応した子機との間では最大600Mbpsとなっている。このため、ASUSでは最大1300Mbps+600Mbpsをうたっている。

 本体サイズは220.0×83.3×160.0mm(幅×奥行×高さ)、重さは640g。有線ポートは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応で、LAN側×4ポート、WAN側×1ポート。このほか、USB 3.0×1ポート、USB 2.0×1ポートを備える。通常のWANポートに加えて、LANポートまたはUSBポートのうちの1つをWANポートとして使えるのも特徴。WANが2系統ある環境では負荷分散やフェイルオーバーが行える。オープンプライスで、実売価格は2万円前後。

(永沢 茂)