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祝・「IEEE 802.11ac」正式規格承認! 対応Wi-Fi機器まとめ
(2014/1/10 17:27)
次世代の無線LAN(Wi-Fi)規格として注目を集めている「IEEE 802.11ac」が1月8日、米国電気電子学会(IEEE)によってついに正式承認された。これを記念して、対応Wi-Fiルーター/アダプターに関するニュース記事およびレビュー記事をまとめた。
すでに各社より“ドラフト(Draft)版”対応製品が発売済み
日本国内では2013年の3月ごろから、まずIEEE 802.11acの“ドラフト(Draft)版”に対応するという形で、各社から製品がリリースされた。正式承認を待たずに対応製品が市販された格好だが、これは「IEEE 802.11n」の正式化(2009年9月)前後とほぼ同じ状況と言っていい。
正式承認を受けて、今後はノートPCやスマートフォンなど、いわゆる“子機”側に内蔵されている無線LAN機能の11ac対応が進むと考えられる。これらと11ac対応ルーターの組み合わせが一般化すれば、インターネット上のサービスなどもより快適に利用できるようになる。当然、11ac対応製品の低価格化にも繋がるはずだ。
11ac規格は5GHz帯の周波数を使っており、最大通信速度は理論値で6.9Gbpsとされている。しかし、現行の市販品においての最大通信速度は1.3Gbps(1300Mbps)が標準的。今後、数年をかけて高速化が進んでいくとみられる。
さて、ドラフト版11ac対応ルーターをすでに購入している人にとって、一番気になるのが正式版11ac製品との互換性だ。サポート状況は製品によって変わるというのが実情のようだが、NECなど一部メーカーは「ファームウェア更新などを行うことなく、ドラフト版製品がそのまま正式版製品として使える」との発表をすでに行った。しばらくは各社の動向を注視する必要がありそうだ。
URL
- バッファローによるIEEE 802.11ac規格の解説
- http://buffalo.jp/products/catalog/network/11ac/
- NTT技術ジャーナル IEEE 802.11における無線LAN標準化動向(PDF)
- http://www.ntt.co.jp/journal/1308/files/jn201308035.html
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