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トレンドは11ac、出張、ストレージ……写真で見る、2013年のWi-Fi機器コレクション
(2013/12/27 11:00)
スマートフォンやタブレットのさらなる普及という追い風もあってか、無線LAN(Wi-Fi)対応機器の市場は2013年も元気だった。その中でも最大のトピックと言えば、やはりIEEE 802.11ac規格(ドラフト版)の登場だ。3月、同規格の導入に必要となる省令が改正されたことを受け、各社が相次いで対応製品を発売した。正式規格策定の一歩手前となるドラフト版ではあるが、最大通信速度1300Mbpsというスペックには驚かされた。
ルーターの分野では、“出張用ルーター”とでも言うべきカテゴリーに注目が集まった。ビジネスホテルの客室は有線LAN完備がほぼ当たり前。だが、無線LANの導入はまだまだ進んでいない。一方でタブレットや薄型ノートPCなど有線LANポートのない端末も増えており、持ち運び式ルーターのニーズが高まった、という訳だ。どの製品も手のひらに収まるほどのコンパクトサイズで、かつUSB給電で駆動するのが一般的。
同様に、バッテリー内蔵式の“Wi-Fiストレージ”も1年通じて新製品が発表され続けた。デジカメ画像のつまったSDカードを装着することにより、電源のない屋外でも、スマートフォンやタブレットなどの無線LAN対応機器との間で画像をコピーできる。SDカード以外のUSBストレージ全般に対応したり、モバイルバッテリー機能を備える高機能タイプも増えている。
これら以外に、Android端末の画面をワイヤレスで家庭用テレビにミラーリングするための「Miracast」対応機器も増加の兆しを見せている。また、スマートフォンを子機として使えるコードレス電話機など、ユニークな製品も登場した。成熟の進んだ従来型家電が、Wi-Fiとの融合によってどのように進化するのか。今後も目が離せない。
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