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トレンドは11ac、出張、ストレージ……写真で見る、2013年のWi-Fi機器コレクション

 スマートフォンやタブレットのさらなる普及という追い風もあってか、無線LAN(Wi-Fi)対応機器の市場は2013年も元気だった。その中でも最大のトピックと言えば、やはりIEEE 802.11ac規格(ドラフト版)の登場だ。3月、同規格の導入に必要となる省令が改正されたことを受け、各社が相次いで対応製品を発売した。正式規格策定の一歩手前となるドラフト版ではあるが、最大通信速度1300Mbpsというスペックには驚かされた。

 ルーターの分野では、“出張用ルーター”とでも言うべきカテゴリーに注目が集まった。ビジネスホテルの客室は有線LAN完備がほぼ当たり前。だが、無線LANの導入はまだまだ進んでいない。一方でタブレットや薄型ノートPCなど有線LANポートのない端末も増えており、持ち運び式ルーターのニーズが高まった、という訳だ。どの製品も手のひらに収まるほどのコンパクトサイズで、かつUSB給電で駆動するのが一般的。

 同様に、バッテリー内蔵式の“Wi-Fiストレージ”も1年通じて新製品が発表され続けた。デジカメ画像のつまったSDカードを装着することにより、電源のない屋外でも、スマートフォンやタブレットなどの無線LAN対応機器との間で画像をコピーできる。SDカード以外のUSBストレージ全般に対応したり、モバイルバッテリー機能を備える高機能タイプも増えている。

 これら以外に、Android端末の画面をワイヤレスで家庭用テレビにミラーリングするための「Miracast」対応機器も増加の兆しを見せている。また、スマートフォンを子機として使えるコードレス電話機など、ユニークな製品も登場した。成熟の進んだ従来型家電が、Wi-Fiとの融合によってどのように進化するのか。今後も目が離せない。

※記事は、それぞれ掲載時点の内容に基づいてピックアップしており、未出荷/未発売の製品やモデルチェンジによりすでに販売終了した製品の記事が含まれている可能性もあることに留意されたい。

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IEEE 802.11ac対応ルーター/アダプター

編集部