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Flash Playerのセキュリティアップデート公開、悪用が確認された脆弱性を修正

 米Adobe Systemsは4日、Flash Playerの脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。脆弱性は既に悪用が確認されているため、Adobeではユーザーに対してアップデートを推奨している。

 最新バージョンは、Windows/Mac版が「12.0.0.44」、Linux版が「11.2.202.336」。また、Flash Playerを内蔵するGoogle Chrome、Windows 8.1/8向けのInternet Explorer 11/10についても、アップデートの提供が開始された。

 今回のアップデートでは、整数アンダーフローの脆弱性を修正する。この脆弱性が悪用された場合、特別に細工されたコンテンツを開くことで任意のコードを実行させられる危険があり、Adobeでは既にこの脆弱性が悪用されたという報告も確認しているという。

 Adobeでは、Windows/Mac版についてはアップデートの適用優先度を3段階で最も高い“1”としており、ユーザーに対してアップデートを推奨している。

(三柳 英樹)