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Kickstarterに不正アクセス、ユーザー情報が流出

 クラウドファンディングの米Kickstarterは16日、同社のシステムに不正アクセスがあり、ユーザーアカウント情報が流出したことを公表した。

 流出したのは、ユーザー名、メールアドレス、住所、電話番号、暗号化されたパスワード。ただし、実際にアカウントに不正アクセスされたことが分かっているのは2件のアカウントのみだという。

 Kickstarterでは、パスワードは暗号化されているものの解読される可能性もあるとし、予防措置としてKickstarterユーザーに対してパスワードの変更を強く推奨。同じパスワードを使っている他のサイトでも変更するよう推奨している。

 なお、クレジットカード情報については、同社で保持しているのはカード番号の下4けたと有効期限だけであり、これらの情報は今回の不正アクセスでは一切流出していないとしている。

 また、FacebookアカウントでKickstarterにログインしているユーザーについては、Facebookアカウント情報は流出してはいないが、念のためログイン認証をリセットしたという。

 Kickstarterによると、12日夜に捜査当局からの連絡により判明。不正アクセスを遮断するとともに調査を開始し、16日に公表した。

(永沢 茂)