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アイ・オー、11ac対応のギガビットルーター2機種
~WPSボタンでSSIDと暗号キーを既存ルーターから移行する新機能搭載
(2014/3/5 14:26)
株式会社アイ・オー・データ機器は、IEEE 802.11ac対応のギガビットルーター対応無線LANルーター2機種を発表した。最大速度1300Mbpsの上位モデル「WN-AC1600DGR2」は標準価格1万5700円、最大速度433Mbpsの「WN-AC733GR2」は標準価格1万600円で、いずれも3月中旬出荷予定。
新製品2機種では、ボタンを押すだけでWi-Fi設定の移行が可能となる新機能を採用。既存の無線LANルーターの「WPS」ボタンを押し、「WN-AC1600DGR2」または「WN-AC733GR2」のボタンを押すことで、これまで使っていた無線LANルーターの2.4GHzのSSIDと暗号キーが移行できる「Wi-Fi設定の移行機能」を搭載した。なお、利用には、移行元の無線LANルーターがWPSに対応している必要がある。また、現在対応しているのは2.4GHzのSSIDと暗号キーのみで、5GHzのSSIDと暗号キーは転送できない。
上位モデルの「WN-AC1600DGR2」は、IEEE 802.11b/g/a/n/acに対応し、最大速度は1300Mbps。内蔵アンテナは2.4GHz送受信用×2、5GHz送受信用×3を搭載する。暗号方式は、WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP(128/64bit)に対応。RJ-45ポートはWAN×1、LAN×4、背面にUSBインターフェイスを装備する。PPPoE認証は2セッションまで。縦置き時のサイズは、約127×100×198mm(幅×奥行×高、スタンド含む)。
普及モデルの「WN-AC733GR2」は、IEEE 802.11b/g/a/n/acに対応し、最大速度は433Mbps。内蔵アンテナは2.4GHz送受信用×2、5GHz送受信用×1を搭載する。暗号方式は、WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP(128/64bit)に対応。RJ-45ポートはWAN×1、LAN×4を装備する。PPPoE認証は1セッションまで。縦置き時のサイズは約109×87×200mm(幅×奥行×高、スタンド含む)。
機能面では、2機種ともIPv6パススルー、MTU設定、オートブリッジ、NTPクライアント、IPsecパススルー、PPTPパススルーに対応。それに加え、上位モデルの「WN-AC1600DGR2」は、プリントサーバー機能、VPN(PPTP)サーバー機能とダイナミックDNS(iobb.net)機能を搭載する。
また、悪質サイトのフィルタリングサービス「ファミリースマイル」は、上位モデル「WN-AC1600DGR2」では1年間、普及モデルの「WN-AC733GR2」では2カ月間、それぞれ無料で利用できる。