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AWSのクラウドサービスが大幅値下げ、Windows Azureも追随へ

 米Amazon Web Services(AWS)は3月26日(米国時間)、4月1日よりクラウドサービスの価格を改定すると発表した。また米Microsoftも3月31日に、クラウドサービスのWindows Azure(4月3日からはMicrosoft Azure)の価格を5月より見直すと発表している。

 AWSでは、Amazon EC2、Amazon S3、Amazon Relational Database Service(RDS)、Amazon ElastiCache、Amazon Elastic MapReduceの各サービスにおいて値下げが行われ、既存ユーザーにも新料金が自動適用される。

 IaaSのAmazon EC2では、オンデマンドインスタンスの場合、M1、M2、C1の各インスタンスで7~40%、C3インスタンスで最大30%、M3インスタンスで最大38%の値下げを実施。予約金を支払うことにより低料金で利用できるリザーブドインスタンスでも、10~40%の値下げが行われた。

 クラウドストレージのAmazon S3では、スタンダードおよび低冗長化ストレージ(RRS)の料金を平均51%、Amazon RDSのDBインスタンスの料金を平均28%、それぞれ値下げした。

 このほか、キャッシュ操作・管理サービスのAmazon ElastiCacheでは平均34%価格を引き下げたほか、Amazon Elastic MapReduceで27~61%の値下げを実施し、1TBあたり年額1000ドル以下で、hs1.8xlargeインスタンスを使った巨大なHadoopクラスタを実行できるようになったとのこと。

 一方のWindows Azureでは、コンピュートの価格を最大35%、ストレージの価格を最大65%、それぞれ引き下げる。

 Microsoftのブログでは、AWSとの価格比較を行っており、それによると、すべてのインスタンスでAWSと同じか安価な価格を実現したとしている。

Windows Azureの値下げ幅と、AWSとの価格比較(Windows Azure Team Blogより)

(石井 一志)