ニュース

Googleマップアプリがナビ改良やオフラインに対応

~Android/iOS対応メジャーアップデートを公開

 米Googleは7日、Googleマップアプリをアップデートしたと発表した。Android版とiOS版をGoogle PlayとApp Storeからそれぞれ無料でダウンロードできる。iOS版はiOS 6.0以上のiPad/iPhone/iPod Touchに対応、「バージョン3.0.0」のメジャーアップデートとなっている。

 今回のバージョンアップでは、新機能として音声ガイド付きナビゲーション(ターンバイターン方式ナビ)の改良、地図オフライン保存への対応、乗換案内の改良、Uberアプリとの連携など、様々な新機能や改良が搭載された。

 ターンバイターン方式ナビの改良として、経路検索後に他の経路を表示できるようになった。途中で別アプリを立ち上げたり、通話してもナビは終了しない。特に、最適の車線を案内してくれる車線案内機能が日本、米国、カナダで利用できるようになった。日本では高速道路以外の道路に対応している。これらの機能を利用するには、端末がGPS機能を搭載している必要がある。

ターンバイターン方式ナビが改良された。日本では高速道路以外の道路に対応するが、運転中にスマホなどを持って画面を注視するのは道交法違反となるので注意が必要だ

 また、地図のオフライン保存も簡単にできるようになった。ただし、あらかじめGoogleアカウントにログインする必要がある。インターネット接続が快適に利用できる場所で保存しておきたい場所を検索し、端末画面下部にある場所情報シートのメニューから「オフライン用に地図を保存」で可能だ。保存する地図には任意の名前をつけられる。保存した地図を呼び出す場合は、検索ボックス隣のプロフィールアイコンから地図の名前によって呼び出す。

 また、タクシーアプリ「Uber」にも対応した。Uberアプリがインストールされており、サービスが利用できる都市にいる場合、ルート検索でUberと比較できる。そこからアプリ連携によって直接Uberアプリを呼び出せるようになった。なお、Uberには2013年8月にGoogle傘下のベンチャーキャピタルGoogle Venturesが2億5800万ドルを投資している。

 乗換案内で次に発車するバスや電車、またルートの合計歩行時間も表示できるようになった。場所の長押しでピンをドロップして保存や共有ができる、Google音声検索で地図検索が可能になるなどの改良も行われた。

地図のオフライン保存も簡単になった
Googleマップで保存した場所は、同じGoogleアカウントを使用している複数デバイスで共有できる

(青木 大我 taiga@scientist.com)