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コミュニティサイトがきっかけの犯罪被害児童・被疑者でもスマホ利用増加

 警察庁は19日、コミュニティサイトで知り合って福祉犯罪などの被害に遭った児童の数が、2013年下半期に695人だったと発表した。上半期と合わせて年間1293人となり、前年比で217人(20.2%)増加した。

 下半期に検挙した事犯945件のうち、被疑者がコミュニティサイトへのアクセス手段として携帯電話(スマートフォンを含む、一部PCとの併用もあり)を使った事犯は888件(94.0%)。そのうちの673件がスマートフォンを利用した事犯で、上半期の476件から約1.4倍に増加した。

 一方、被害児童のアクセス手段としても携帯電話は628人(90.4%)に上り、そのうちスマートフォンを利用して被害に遭った児童数が467人。上半期の274人から約1.7倍に増加した。このほか、携帯音楽プレーヤーやゲーム機でアクセスして被害に至った児童もいる。

被疑者のアクセス手段(警察庁の発表資料より)
被害児童のアクセス手段(警察庁の発表資料より)

(永沢 茂)