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毎分更新の「Billboard Twitter Real-Time Charts」を公開
~ツイートシェア度合いで楽曲の人気をランキング化
(2014/5/28 12:02)
音楽ランキングなどで有名な米音楽情報会社Billboardは27日、「Billboard Twitter Real-Time Charts」を発表した。
「Billboard Twitter Real-Time Charts」は、米国内Twitterでシェアされる楽曲人気度によって決定され、毎分更新されるリアルタイムランキングのチャートだ。
今回公開されたのは、「Billboard Trending 140」と「Billboard Twitter Emerging Artists」の2つ。「Trending 140」は米国内Twitterでシェアされた楽曲別ランキング、「Emerging Artists」は24時間以内にシェアされたアーティスト別のランキングとなる。
「Trending 140」では、画面左側でリアルタイムビューと過去24時間ビューを切り替え可能。デスクトップで見る場合、その場で楽曲をストリーミング配信サービス「Spotify」で再生できる。「%Change」という項目では、シェアされる楽曲全体量の変化を数値で示すほか、パフォーマンスの30分間履歴をグラフで表示するトレンドラインも楽曲の横に表示される。
なお、チャートはBillboardのデスクトップとモバイルウェブサイト、モバイルアプリで提供されるが、楽曲のSpotify再生に対応するのはデスクトップ版だけだ。
Billboardによると、ランキング算出方法にはツイートに含まれる3つの条件が関係する。1)Spotify、Vevo、iTunesへのリンクがツイートに含まれている場合、2)楽曲またはアーティスト名と関連づけて「#nowplaying」等のハッシュタグが付けられている場合、3)楽曲や再生中の楽曲に関連した語句、たとえば「music」「song」「track」「listen」が含まれている場合だ。Billboardでは、ファンがチャートに影響を与えたい場合にはこれらの条件に注意するとようにアドバイスしている。
これらの「Billboard Twitter Real-Time Charts」はBillboardのTwitterアカウント「@Billboard」と「@TwitterMusic」、およびTwitter Media公式ブログで週に複数回アップデート情報が提供されるとしている。
米Billboardと米Twitterは2014年3月27日に提携を発表し、チャートを提供する計画が既に明らかになっていた。米Twitterは独自の音楽サービス「#Music」を2013年3月に発表していたが、翌2014年3月21日に撤退したばかりだった。
Twitterはテレビ視聴率に関しては、既に米調査会社大手Nielsenと提携している。