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Twitter、モバイルアプリ広告の効果測定に国内3社をパートナーに追加

 Twitterは5日、モバイルアプリ提供事業者向けの広告メニュー「モバイルアプリプロモーション」で、効果測定を可能にするパートナーとして、新たに日本の3社が加わったと発表した。

モバイルアプリプロモーション

 モバイルアプリプロモーションは、Twitterのモバイルアプリを利用しているユーザー向けに、アプリのインストールを促す広告を配信できるサービス。広告を表示するユーザー層については、ツイート中のキーワード、ユーザーの興味、デバイスのプラットフォームといった各種のターゲティングが可能。「Appカード」と呼ばれる画像付きのプロモーションが可能で、広告料金はAppカードをクリック(タップ)した回数に応じた課金システムとなっている。

2種類のカードが利用可能
課金はクリックされた時のみ

 モバイルアプリプロモーションは、2014年初めからベータテストが行われ、6月30日に正式サービスとして世界各国での提供が開始された。広告によりどれだけのユーザーが実際にアプリをインストールしたかといった、効果測定についてはパートナー企業が提供するサービスを利用する形になっているが、これまではグローバルにサービスを提供している7社のみがパートナーとなっていた。

 今回、新たに日本のパートナー企業として、株式会社アドウェイズ、株式会社CyberZ、株式会社セプテーニ・オリジナルの3社が加わり、各社の効果測定サービスが利用可能となった。

効果測定のパートナー企業に日本の3社が追加
広告の管理画面

 Twitterでは、Twitterユーザーは非ユーザーに比べてスマートフォンの利用時間が1.9倍長いといった調査結果を紹介し、スマートフォンを積極的に利用しているTwitterユーザーへの広告の訴求力は高いと説明。例えばゲームアプリでも、Twitterを利用していないユーザーではゲームアプリ利用率が57%、1人あたりのゲームアプリの数が6.5個であるのに対し、Twitterユーザーではゲームアプリ利用率が70%、1人あたりのゲームアプリの数は9.3個になるという。

 また、過去に広告からアプリをインストールしたユーザーに対して、現在キャンペーンを行っているといった広告を配信することで、いわゆる「休眠ユーザー」の復帰や継続利用なども図れると説明。モバイルアプリプロモーションにより、ツイートに含まれるキーワードによるターゲティングなど、ユーザーの興味や関心に基いて、アプリの訴求が図れるとアピールした。

Twitterユーザーは非ユーザーに比べてゲームアプリの利用率が高い
各種のターゲティングが可能

(三柳 英樹)