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エプソン、省スペースなビジネスA4複合機、スマホからの直接プリント機能付き
(2014/9/2 18:48)
セイコーエプソン株式会社は、コピー、スキャン機能を搭載した、ビジネス向けA4サイズ対応複合機「PX-M650A」と、PX-M650Aにファクス機能を追加した「PX-M650F」を9月18日に発売する。価格はオープンプライスだが、予想市場価格は、PX-M650Aが1万円代後半、PX-M650Fが2万円代前半。
両機種とも、使用時425×559×230mm(幅×奥行×高さ)、収納時425×360×230mm(幅×奥行×高さ)とコンパクトボディが特徴で、給紙は普通紙や封筒・ハガキにも対応した前面カセット方式。背面のケーブル差し込み口は、本体背面をくぼませることで、背面に余分なスペースが無い場所でも設置可能とした。デスクサイド、SOHOや個人事業主の事務所、店舗のカウンターや狭いバックヤードで利用できるという。
自動両面印刷や複数原稿のコピー、スキャンが可能なADF(自動紙送り機能・片面対応)を搭載。プリントヘッドには新「PrecisionCore」を採用し、印刷速度はカラー印刷で毎分7.3枚、モノクロ印刷で毎分13枚、印刷耐久枚数は5万枚。また、インクカートリッジは耐水性に優れ、にじみにくい顔料タイプを採用。約175ページ印刷できる通常のカートリッジのほか、約850枚のモノクロ印刷が可能な大容量タイプも用意されている。
両機種ともに4色インクを採用し、プリント解像度は最大4800×1200dpi、スキャナー解像度は最大9600dpi。コピー機として使用する際は、読み取りが最大600×600dpiとなる。 対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista/XP、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2/2008/2003 R2/2003、Mac OS X 10.6.8以降となっている。重さは、PX-M650Aが約6.7kg、PX-M650Fが約6.8kg。
接続インターフェイスは、USBのほか、100BASE-TX/10BASE-T対応の有線LAN、IEEE 802.11b/g/n対応の無線LANを搭載する。Wi-Fiルーターを経由せずスマートフォンやタブレットから直接印刷できる「Wi-Fi Direct」にも対応。スマートフォン/タブレット向けプリントアプリ「Epson iPrint」や、クラウドサービス「Epson Connect」にも対応する。なお、Wi-Fi Directは無線LAN環境と同時利用が可能。
PX-M650Fには、ファクス機能のほか2.7インチのカラー液晶ディスプレイ(PX-M650Aは2.2インチモノクロ液晶ディスプレイ)を搭載。各種設定画面のほか、ファクスの送受信時前にプレビューを表示することができる「見てからファクス送信」「見てからファクス印刷」に対応する。短縮ダイヤルは最大60件で、PCファクス送受信機能、順次同報送信、留守番電話機接続、自動リダイヤル、通信管理レポート、ファクス/電話自動切り替えなどに対応する。