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Amazon、電子書籍端末新機種「Kindle Voyage」やFireタブレット新機種を発表

 Amazonは17日、電子書籍端末の新機種「Kindle Voyage」「Kindle」の2機種と、タブレット端末の新機種「Kindle Fire HDX 8.9」「Kindle Fire HD 7」「Kindle Fire HD 6」の3機種を発表した。日本のAmazon.co.jpでも予約販売が開始されており、10月2日から順次販売される。

Kindle Voyage

 「Kindle Voyage」は、6インチの高解像度電子ペーパーディスプレイ(300ppi)を搭載。自動調整機能付きフロントライトを搭載しながら、本体サイズは162×115×7.6mm、重量は180gと薄型軽量化を実現。左右のベゼル部分に圧力センサーを搭載し、握り込むことでページをめくることができる。本体容量は4GB。IEEE 802.11b/g/n対応のWi-Fiモデルと、無料で3G回線が使えるWi-Fi+3Gモデルが用意される。

 Amazon.co.jpでの販売価格は、「キャンペーン情報つき」モデルの場合、Wi-Fiモデルが2万1480円、Wi-Fi+3Gモデルが2万6680円。「キャンペーン情報なし」モデルの場合、Wi-Fiモデルが2万3480円、Wi-Fi+3Gモデルが2万8680円。「キャンペーン情報つき」モデルの場合は、Kindleの月替わりセールや日替わり無料アプリ、スポンサー広告などが、スクリーンセーバーやホーム画面の下部に表示される。発売予定日は11月4日。

Kindle新モデル

 「Kindle」の新モデルは、6インチの電子ペーパーディスプレイ(167ppi)を搭載した低価格モデル。本体サイズは169×119×10.1mm。重量は191g。本体容量は4GB。IEEE 802.11b/g/n対応のWi-Fiモデルのみが用意される。Amazon.co.jpでの販売価格は、「キャンペーン情報つき」モデルが6980円、「キャンペーン情報なし」モデルが8980円。発売予定日は10月2日。

Kindle HDX 8.9新モデル

 タブレット端末の新機種は、Android KitKat(4.4)をベースにした最新版OSのFire OS 4「Sangria」を搭載。電力効率の向上や、バッファリングなしですぐに動画を再生できるASAP(Advanced Streaming and Prediction)機能への対応などを行っている。

 「Kindle Fire HDX 8.9」の新モデルは、8.9インチディスプレイ(2560×1600ドット、339ppi)、2.5GHzのクアッドコアプロセッサー(Snapdragon 8084 CPU、Adreno 420 GPU)を搭載。クイックメニューからワンタップで、専門スタッフがビデオ通話を通してカスタマーサポートを行う「Mayday」機能も提供する。

 無線LANはIEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応し、最大600Mbpsの通信に対応。本体サイズは231×158×7.8mm。重量は375g。Amazon.co.jpでの販売価格は、16GBモデルが4万980円、32GBモデルが4万7180円、64GBモデルが5万3280円。キーボード付きカバー(9900円)も別売される。発売予定日は11月4日。

Kindle Fire HD 7新モデル

 「Kindle Fire HD 7」は、7インチディスプレイ(1280×800ドット、216ppi)、最大1.5GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応する。本体サイズは191×128×10.6mm。重量は337g。Amazon.co.jpでの販売価格は、8GBモデルが1万6280円、16GBモデルが1万8280円。発売予定日は10月16日。

Kindle Fire HD 6

 「Kindle Fire HD 6」は、6インチディスプレイ(1280×800ドット、252ppi)、最大1.5GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応する。本体サイズは169×103×10.7mm。重量は290g。Amazon.co.jpでの販売価格は、8GBモデルが9980円、16GBモデルが1万3800円。発売予定日は10月16日。

(三柳 英樹)