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「Google Chrome 38」安定版リリース、脆弱性159件の修正を含む

 Googleは7日、ウェブブラウザー「Google Chrome 38」の安定版をリリースしたと発表した。バージョンは「38.0.2125.101」で、Windows版、Mac版、Linux版がある。

 今回のアップデートでは、159件の脆弱性の修正が含まれる。このうち深刻度が4段階中で最も高い“Critical”とレーティングされている脆弱性は、JavaScriptエンジン「V8」とIPC(プロセス間通信)のバグを組み合わせ、サンドボックスの外でリモートからコードを実行できるものだという。

 一方、113件については、C/C++プログラムにおける初期化されていないメモリ読み込みを検出する「MemorySanitizer」を使って発見されたもので、比較的マイナーな問題だとしている。

 iOS版のChromeについても、7日付でバージョン「38.0.2125.59」にアップデートしている。

(永沢 茂)