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3DCGソフト「Shade 3D ver.15」11月末に発売、3Dプリント機能を強化

 株式会社イーフロンティアは、3DCG作成ソフトウェア「Shade 3D ver.15」シリーズを11月28日に発売する。価格(すべて税別)は、「Basic」が9800円、「Standard」が4万円、Standardのアカデミック版が2万円、「Professional」が8万円、Professionalのアカデミック版が4万円。レンダリング機能やアニメーション機能、ほかのソフトウェアとの連携など、パッケージ別で機能に差がある。対応OSは、Windows 8.1/8/7、OS X 10.8以降。

パッケージは、アカデミック版を含め5種類

 Shade 3Dは、3Dイメージやアニメーション、3Dプリンター向けのモデルデータを作成できる統合型3D作成ソフト。バージョン15では、3Dプリントに関する機能を強化。3Dプリントに適した3Dモデルを作成するためのアシスト機能「3Dプリントアシスタント」をアップデートし、初心者でも3Dモデルを制作できるナビゲート機能を追加した。

3Dプリント用の3Dモデルを作成できる
アシスト機能「3Dプリントアシスト」

 3Dプリンターが処理できない部分の検出から修正まで行える「自動修正」を強化。3Dプリントモデルのエラーを自動で修正する「ラッピング機能」のほか、3Dスキャン時のハイポリゴンデータを、外形を保持したままポリゴン数を減らす「ポリゴンリダクション機能」、意図しない表面の凹凸や滑らかでない面を滑らかに修正する「ポリゴンスムージング機能」を搭載している。

3Dモデルのエラーを自動修正する「ラッピング機能」
ポリゴン数を調整できる「ポリゴンリダクション」「ポリゴンスムージング」

 また、DMM.makeやOffice24 Studioなどの3Dプリントサービス向けのクーポンを同梱。Office24 Studioでは、持ち込んだ3Dモデルを格安価格で3Dプリントできるほか、DMM.makeでは、クリエイターが制作した3Dモデルをさまざまな材質で格安プリントできる。

 そのほか、Dropboxとの連携によるクラウドでのデータ管理や、4Kモニター対応による高解像度モニターでの適切なサイズのツール類表示が可能になった。レンダリング速度も5~10%高速化している。

(山川 晶之)