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マネーフォワード、クラウド型請求書管理ソフトの正式版サービス開始

 株式会社マネーフォワードは27日、個人事業主・中小企業向けのクラウド型請求書管理ソフト「MFクラウド請求書」の正式版サービスを開始した。登録できる取引先数や使える機能により5種類の料金プランを用意した。

 MFクラウド請求書は、見積書・納品書・請求書・領収書の作成・送付作業を簡略化できるサービス。いったん取引先や品目を登録すると、次回からは検索・選択するだけで書類を作成できるほか、毎月発行する請求書を自動作成することも可能。送付は、メールのほか、印刷・郵送代行も利用できる。

 さらに同社が提供するクラウド型会計ソフト「MFクラウド会計」「MFクラウド確定申告」と併用することで、請求金額の入金管理も可能になる。

 料金(価格はすべて税込)は、取引数が3件までの「Free」プランが0円、15件までの「Starter」プランが月額500円となっている。このほか、合算請求書、売上レポート、毎月自動作成機能、複数ユーザー対応などの上位機能も備え、取引先数が50件までの「Basic」プランが月額4980円、同じく150件までの「Pro」プランが月額9980円。

 郵送代行については、Freeでは未対応。Starterでは1通190円で利用でき、毎月3通までの無料郵送分が付いている。Basicでは1通180円で、15通の無料郵送分付き、Proでは1通170円で、40通の無料郵送分付き。

 また、150件を超える取引数を登録でき、オリジナルテンプレートなどのカスタマイズもできる「上位プラン」もあり、料金は個別問い合わせ。なお、全プランは初期費用無料で、30日間は無料利用が可能。

 MFクラウド請求書は5月にベータ版を公開。利用事業者は5カ月で1万社を突破し、発行された請求書の累計請求金額は40億円を上回ったとしている。

(永沢 茂)