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Apple、「iOS 8.1.1」公開、iPad 2やiPhone 4Sでは大きな改善か?

 Appleは17日、「iOS 8.1.1」アップデートを公開した。10月20日に公開された「iOS 8.1」のマイナーアップデートとなる。

 アップデート内容としては「このリリースには、バグの修正、iPad 2およびiPhone 4Sでの安定性の向上およびパフォーマンスの改善が含まれます」とあるが、詳しい内容は不明だ。

 また、セキュリティ修正も含まれている。CFNetwork、dyld、Kernel、Lock Screen、Sandbox Profiles、Spotlight、WebKitのコンポーネントにおいて、CVE番号ベースで計9件の脆弱性が修正された。

 iOS 8.1には利用者から多くのバグが報告されており、このマイナーアップデートでどれだけ改善されているかが注目されるところだ。

 iPad 2とiPhone 4SにはApple製「A5」プロセッサが搭載されており、これらの端末のパフォーマンスが改善されることが期待される。

 なお、iOS 8.1.1アップデートは、それ以降のiPhone、iPad、iPad mini、iPod touch(第5世代)にも対応するとされている。使用端末などによりアップデート容量は大きく異なるようだ。

 このアップデートは公開されて数時間とまだ間もないが、今のところ「iOS 8.0.1」でネットワーク接続が不能になったような大きな問題は報告されていないようだ。また、iPad 2やiPhone 4S利用者の間で、「軽くなった」「使いやすくなった」といったコメントも見られる。

 アップデートは事前にバックアップを行った上で、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から行える。Wi-Fi経由でのOTA(Over the Air)アップデートが可能だが、空き容量が少ない場合、iTunes経由でアップデートすることもできる。

【追記 17:40】
 公開されたAppleのセキュリティアドバイザリの情報をもとに、iOS 8.1.1におけるセキュリティ修正内容について加筆しました。

(青木 大我 taiga@scientist.com)