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「CCCモバイル」設立、TSUTAYAでオリジナルスマホ発売、2015年秋から
（2014/12/1 18:13）
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（CCC）は、2015年秋にオリジナルスマートフォンの発売を目指し、「CCCモバイル株式会社」を設立したと発表した。
CCCモバイルは、キャリアショップ運営の株式会社ルートワン・パワーとCCCの合弁会社として設立。新会社の代表取締役社長にはルートワン・パワー社長の服部義一氏が就任した。資本金は12億5000万円。また、新会社では、スマートフォンアクセサリー専門店「UNiCASE」を展開する株式会社エム・フロンティアと、中古PC・携帯電話専門店を展開する株式会社イオシスとの資本提携を行う。
企画するオリジナルスマートフォンについては、2015年1月1日に専用サイトを開設し、サイトやSNS、全国のTSUTAYA店頭などを通じてユーザーの声を集めて企画に反映。2015年秋の発売を目指す。オリジナルスマートフォンのサービスの名称などについては、2015年1月1日のサイトオープン時点で発表する予定。回線キャリアや端末メーカーなどについては、現在各社と交渉中としている。
また、スマートフォンを利用したライフスタイル提案型の販売ショップの新ブランド「TSUTAYA mobile」を立ち上げ、2015年春オープン予定の東京・二子玉川の「蔦屋家電」や大阪・梅田の「蔦屋書店」内に出店。全国のTSUTAYA店舗にも順次展開していく。
CCCモバイルの服部社長は、新会社のコンセプトを「ライフスタイル」「ワンストップ」「シンプル」という3つのキーワードで説明。東京・代官山の蔦屋書店が、例えば「旅行」というジャンルに対して、専門書籍や専門のブックコンシェルジュ、旅行代理店までをそろえて提供しているように、ユーザーのライフスタイルに合わせたサービスをワンストップで、シンプルに提供していくとした。
企画するオリジナルスマートフォンについても、「単に安い回線を借りてきて、安い端末を売るというものではない」として、CCCグループが展開するTSUTAYAやTポイント、Tマネー、T-SITE、書籍、音楽・映画などのサービスを活用し、ワンストップで提供。コンテンツ開発から端末開発・調達、課金・保守、コールセンターなどもワンストップで提供する、垂直統合型の運営を目指していくとした。
また、現状のスマートフォンは料金プランなどが複雑すぎるとして、シンプルなスマートフォンを目指していくとした。具体的には、「1端末・1プラン」のようなシンプルな体系にすることで、TSUTAYAの店頭でも申し込みが行えるようにしていく。
ただし、具体的な料金などについては、今後ユーザーの声を聞いて検討していくという。服部氏によれば、現時点では他社のいわゆる「格安スマホ」と同様の月額2000円台の料金を想定しているが、ユーザーの反応次第だとした。
