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KDDI、スケルトンボディをまとった国内通信事業者初のFirefox OSスマートフォン「Fx0」
(2014/12/24 14:19)
KDDI株式会社は、米Mozillaが提唱するHTML5ベースのモバイルプラットフォーム「Firefox OS」を搭載したスマートフォン「Fx0」を12月25日より、auオンラインショップおよびKDDI直営店(au SHINJUKU、au NAGOYA、au OSAKA、au FUKUOKA)で発売する。auショップやau取り扱い店舗では、2015年1月6日以降、順次取り扱いを開始する。
Fx0は、NFC/4G LTE/WebRTCなどの新機能をサポートした最新OS「Firefox OS 2.0」を採用。これらの機能を搭載する世界初のスマートフォンであるとともに、国内の通信事業者として初めてのFirefox OSスマートフォンとなる。
ウェブサーバー機能を標準で搭載し、Fx0上でプログラミングすることで、さまざまなデバイスと連携可能。また、Fx0同士をタッチするだけで簡単にWi-Fiを利用したローカルネットワークを形成でき、再生中の動画や写真といったデジタルコンテンツを、ネットワーク内でデータ共有できる「Web-cast」機能を搭載する。
また、ARM搭載の組み込み型機器と連携したプログラミングが可能なアプリケーション開発ツール「Gluin」や、ネット上の情報やFx0の内蔵センサーを組み合わせたロック画面を作成できる「Framin」を搭載する。KDDIの独自アプリは最小限にとどめられており、「auスマートパス」などのアプリはインストールされていない。
本体デザインは、デザイナーの吉岡徳仁氏が手がけており、同氏がデザインした2010年発売の携帯電話「X-RAY」同様、本体はスケルトン仕様。Firefox OSのオープン性と未来感を表現したプロダクトデザインになったとしている。
Fx0の製造はLG Electronicsが担当しており、CPUはQualcomm製MSM8926(1.2GHzクアッドコア)、RAMは1.5GB、ROMは16GB、メインカメラは約800万画素、サブカメラは約210万画素、ディスプレイは約4.7インチのIPS液晶パネルを装備。外部メモリスロットとして、最大64GBまでのmicroSDXCスロットを搭載している。バッテリー容量は2370mAhで、連続通話時間が約1010分、待受時間がLTEで約720時間、3Gで約820時間となっている。本体カラーはゴールドのみ。
本体価格(税込)は、新規契約・機種変更ともに、本体一括の場合で4万9680円。毎月割では2万520円(855円×24カ月)で、本体価格から毎月割を引いた実質負担額は2万9160円となる。
月々の利用料金(税別)は、Fx0専用のデータ定額サービス「LTEフラット cp(f・2GB)」を3500円で用意。「誰でも割」を適用した基本使用料934円、インターネット接続サービス料(300円)を合わせた4734円で利用できる。また、新規契約の場合に限り「Fx0おトク割」が適用され、最大2年間は基本使用料が0円となり、月々3800円で利用可能。なお、LTEフラットcpの適用期間は3年となっており、期間終了後は自動的に「LTEフラット (7GB)」(月額5700円)に移行する。そのほか、通話定額の「電話カケ放題プラン」での契約も可能。