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ValuePress!、プレスリリース原稿の校正ツール公開、Yahoo!のテキスト解析WebAPIを使用
(2015/1/14 17:22)
プレスリリース配信サービス「ValuePress!」を運営する株式会社バリュープレスは13日、プレスリリースの原稿をブラウザー上で自動校正する無料ツール「プレスリリース校正ツール」を提供開始した。
日本パブリックリレーションズ協会認定のPRプランナーが監修しており、表記・表現の間違い、不適切な表現、分かりにくい表現など、Yahoo! JAPANの「テキスト解析WebAPI」に沿った17項目について指摘する。語句などは、日本新聞協会「新聞用語集」、共同通信社「記者ハンドブック」をベースにしている。チェックする17項目は以下の通り。
- 誤変換 例:人事異同→人事異動
- 誤用 例:煙に巻く→けむに巻く
- 使用注意 例:外人墓地→外国人墓地
- 不快語 例:がんをつける→にらむ
- 機種依存または拡張文字(EUC表示不可の場合も指摘する) 例:○付き数字、一部の旧字体など
- 外国地名 例:モルジブ→モルディブ
- 固有名詞 例:ヤフーブログ→Yahoo!ブログ
- 人名 例:ベートーヴェン→ベートーベン
- ら抜き 例:食べれる→食べられる
- 当て字 例:出鱈目、振り仮名
- 表外漢字あり 例:灯籠→灯●
- 用字 例:曖昧→あいまい
- 用語言い換え(商標など) 例:セロテープ→セロハンテープ
- 二重否定 例:聞かなくはない
- 助詞不足の可能性あり 例:学校行く
- 冗長表現 例:ことができます
- 略語 例:ADSL→非対称デジタル加入者線(ADSL)
プレスリリースとは、企業が新製品などを発表する際に報道機関などに向けて提供する報道発表資料のこと。その性格上、原稿作成段階では社外秘の情報が含まれていることが考えられる。バリュープレスによると、プレスリリース校正ツールでは、入力した原稿をバリュープレス側では取得しておらず、サービスでキャッシュとしても保持しないため、情報が外部に漏れることはないとしている。
ただし、こうしたウェブベース/クラウドベースのテキスト解析系サービスを利用するということは、機械翻訳サービスなども含め、社外のサーバーにテキストデータを送信することになるという点に留意し、そうした行為が自社の社内規定などに抵触しないかどうか確認した上で利用の可否を判断する必要がある。
なお、プレスリリース校正ツールでは、プレスリリース以外の原稿の校正にも利用できるとしている。