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「SoftBank 光」が3月1日開始、携帯回線セット割引はY!mobileも対象に
(2015/1/30 19:23)
ソフトバンクBB株式会社は3月1日より、光ファイバー回線による固定系インターネット通信サービス「SoftBank 光」を開始する。最大通信速度はおおむね1Gbps。2年契約・自動更新での「ホーム」タイプの月額料金は5200円(税別、以下同)。「ソフトバンク」および「Y!mobile」ブランドの携帯電話とのセット契約による割引制度もあわせて導入する。割引額は契約プランによって異なるが、スマートフォン向けの「データ定額パック・標準」を選択している場合、月々1522円の割引が2年間受けられる(3年目以降は月々1008円)。受付は2月4日から。
「SoftBank 光」概要~開通済みフレッツ光回線からの“転用”も可能
SoftBank 光の提供にあたっては、NTTグループの光ファイバー回線網卸売サービス「光コラボレーションモデル」を活用。このため、サービスエリアはNTT東日本および西日本の「フレッツ光ネクスト」に準じる。プロバイダー料込みの月額料金は、「ホーム」が5200円、「マンション」が3800円。なお、自動更新の2年契約を行わない場合は月あたり1100円高くなる。契約途中解除時の手数料は9500円。
SoftBank 光は新規申し込みだけでなく、すでに契約中のフレッツ光回線から“転用”することでも契約可能。契約事務手数料は3000円。開通にあたっての工事費(標準的な派遣工事価格は2万4000円)も必要となるが、新規申し込み時の場合はキャンペーン適用により実質無料となる。
メールやホームページ開設サービスは標準付帯せず、有料オプションとなっている。一例として、「Yahoo! BB基本サービス(スタンダード)」は月額300円、「光BBユニット」のレンタル料は月額467円。「ホワイト光電話」は月額467円からの通話従量制。
ソフトバンク携帯電話とのセット割引「スマート値引き」
セット割引の金額は、契約する携帯電話会社やプランによって異なる。「ソフトバンク」ブランドの携帯電話セット割引の名称は「スマート値引き」で、SoftBank 光以外にも「Yahoo! BB ADSL」「SoftBank Air」などと組み合わせられる。
携帯電話契約が、「スマ放題」の「データ定額パック」の場合、割引額は月あたり500円・1522円・2000円のいずれか。なお、契約から3年目以降は割引額が減少するが、組み合わせる固定通信サービスによっても変動するという。「ホワイトプラン」の各種コースについては、最大で月あたり500円の値引きとなる。
また、固定通信サービスの料金を対象とした割引特典も用意される。オプションである「光BBユニット」「Wi-Fiマルチパック」「ホワイト光電話(基本プラン)」の3つを同時に契約した場合、通常の料金は合計1924円だが、これが1424円値引きされ、月額500円で利用できる。
スマート値引き加入者は、Wi-Fiルーター新規契約時の割引特典も受けられる。対象プランは「4Gデータし放題フラット+」と「4G/LTEデータし放題フラット」で、月あたりの割引額は1522円(最大2年間)。
Y!mobileの「光おトク割」は1回線あたり500円割引が基本
Y!mobile携帯電話のセット割引の名称は「光おトク割」。前提として、SoftBank 光回線では2年契約を行い、光BBユニットなど有料オプション3種の契約が必要。携帯電話側では「スマホプラン」を契約している場合に適用される。
月あたりの割引額は、契約する携帯電話回線数によって変動する。スマホプランの種類(S/M/L)は問わない。SoftBank 光の戸建て住宅プランで、携帯電話回線数が1回線の場合は500円、2回線では1000円、3回線で1500円、4回線以上で5200円となる。SoftBank 光集合住宅プランでは、1回線で500円、2回線で1000円、3回線以上で3800円。回線単位ではなく、全回線合計での割引となるため、請求先を同一にする必要もある。
既存割引サービスとの併用可否に注意を、「スマホBB割」は受付終了へ
セット割引新設の一方で、既存割引サービスとは併用できないケースがあるので、契約前には十分確認する必要がある。例えば、ソフトバンクでは「家族データシェア」「2台目データシェア」が適用中の端末をスマート値引きの対象とすることはできない。また、ホワイトBB回線とのセット割引である「スマホBB割」は2月3日で新規受付を終了する。
Y!mobileの光おトク割では、「家族割引サービス」「Wi-Fiセット割」と併用できない。