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Googleオリジナルの自動運転車、今夏から公道走行試験開始

 米Googleは、同社が開発した自動運転車の公道走行試験をカリフォルニア州のマウンテンビューにて、今夏実施する。

Googleが開発した自動運転車

 自動運転車は、Googleがこれまでテストで使用していたLEXUS RX450hベースのテスト走行車と同じソフトウェアを搭載する。テスト走行車はこれまでプロジェクト開始から100万マイルの距離を走行しており、現在も週に1万マイルを走行。これは一般的な75歳の米国人が得る運転経験と同等だとしている。

 自動運転車は25マイル(時速約40km)を上限に走行。運転席には、取り外し可能なステアリングホイール、アクセルペダル、ブレーキペダルを装備し、必要に応じてドライバーへ運転を引き継ぐことができる。また、今後数年間の間に、ユーザーが自動運転車に求めていることを調査するための小規模なパイロットプログラムの提供を予定しているという。

 Googleでは、自動運転車の実現により、自動車事故の94%を占めるヒューマンエラー由来の事故を削減できるほか、トラフィックによる無駄な時間を削減できるとしている。また、運転できない人にも移動の機会をもたらすとしている。

(山川 晶之)