東洋経済やフランス書院の電子書籍をブラウザーで閲覧、シャープ「EBLIEVA」採用サイト拡大

　シャープ株式会社は、同社が開発した電子書籍ソリューション「EBLIEVA（エブリーバ）ブラウザビューア」の採用事例が計14社に拡大したと発表した。同社は、7月1日～4日に東京ビッグサイトで開催されている「第19回［国際］電子出版EXPO」に出展しており、同ソリューションを紹介している。

　EBLIEVAは、汎用ウェブブラウザーだけで電子書籍を閲覧できるようにするソリューション。コミック・雑誌などレイアウトが固定されたコンテンツだけでなく、小説や実用書など、文字サイズの拡大・縮小に合わせて自動調整されるリフロー型のコンテンツにも対応している。シャープによれば、電子書籍ストア事業者だけでなく、動画サイトや投稿サイト、プロモーション用途で電子書籍を提供する事例など採用が拡大しているという。

　2月に「フジテレビオンデマンド」、4月に「yomel.jp」でEBLIEVAを採用したサービスが開始されたほか、6月にはディスカヴァー・トゥエンティワンの「novelabo」、ワニブックスの「コミックガム OFFICIAL WEBSITE」、NTTぷららの「ひかりTVブック」でもサービスを開始。7月1日には「三笠書房BOOKSTORE」「フランス書院」が加わっている。さらに今後、7月8日に東洋経済新報社の「WORK RULES!」、7月15日にモビぶっくの「モビぶっく インディーズ」でサービスが開始される予定だという。

　プロモーションでの活用事例としては、カラオケ「JOYSOUND」を運用するエクシングが、同社の提供するカラオケ関連スマートフォンアプリ向けキャンペーンでEBLIEVAを活用。電子書籍閲覧のための専用アプリをインストールすることなく、音楽雑誌の電子版を手軽に閲覧できるようにした。

「EBLIEVA ブラウザビューア」の主な採用事例