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10代の動画視聴メディアはテレビとスマホ、20代以降ではPCが踏ん張りスマホより多い傾向に
(2015/8/10 15:38)
株式会社サイバーエージェントは10日、15~69歳の3万人を対象に実施した国内動画メディアの接触率調査の結果を公表した。調査では、テレビ、PC、スマートフォンの3種類のデバイスで配信される動画メディアについて、3カ月あたりの平均視聴頻度を調査している。
週1回以上接触している動画メディアは、15~19歳では「テレビ」が85%、スマートフォンが80%、PCが70%の順。20代以降になると、テレビが90%前後で高水準のまま、PCとスマートフォンの順位が逆転し、比率も低下してくるが、40代でも半数近くの48%がPCで視聴している。サイバーエージェントでは、10代とそれ以降の世代において動画メディアの主要デバイスの違いが浮き彫りになったとしている。
オンライン動画メディアの接触状況について、PCでは、全世代を通してYouTubeが最も多い。特に15~19歳男性では同世代の70%、60代男性でも40%近くが視聴している。ほかのメディアについては、15~19歳男性、20代男性でニコニコ動画とソーシャルメディアが30~40%程度でほぼ同率だった。一方で、同年代の女性では、ソーシャルメディア経由での動画視聴が20%半ばから30%半ばなのに対し、ニコニコ動画は20%に満たず、同年代の男性の半分程度に低下する。
スマートフォンでもPCと同様にYouTubeの接触率が全年代で高く、特に15~19歳の男女ともに70%近くが視聴している。また、15~19歳男性、20代男性でソーシャルメディア経由での動画視聴比率が高く、15~19歳男性で40%以上、20代男性で30%近くに達しており、ニコニコ動画(15~19歳男性で30%程度、20代男性で20%未満)を上回っている。