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ASUS、85ドルのスティック型Chrome OSデバイス「Chromebit CS10」を米国で発売

 ASUSTeK Computerは17日、Chrome OSを搭載したスティック型デバイス「Chromebit CS10」を米国で出荷を開始した。価格は85ドル。

「Chromebit CS10」

 Windowsを搭載したスティックPCやAmazonの「Fire TV Stick」などと同様、テレビやモニターなど、HDMI端子を搭載したディスプレイで使用できるChrome OSデバイス。ウェブのブラウジングやChrome OS向けアプリなどが利用できるほか、デジタルサイネージや従業員向けのキオスク端末、空港・ホテルなどの共有ゲストマシンなど、組み込み/業務用途も想定している。また、ChromebitにはGoogleドライブ100GB分が付属する。

 CPUはRockchip製RK3288-C(Cortex-A17クアッドコア)、メモリは2GB(LPDDR3L)、ストレージは16GB(eMMC)を搭載。ネットワークは、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応したデュアルバンドWi-Fiのほか、Bluetooth 4.0に対応する。コネクターは、HDMIポート×1、USB 2.0ポート×1、電源ポート×1搭載されている。本体サイズは、123×31×17mm(横×高さ×厚さ)、重さは75g。

 また、Googleでは同日、Chrome OSデバイスを業務用端末やデジタルサイネージ用途で利用するためのリモート管理コンソール「Sing App Chrome Device Management」を、デバイス1台あたり年間24ドルで提供開始した。デバイスの状態を監視し、もしデバイスがダウンしてしまった場合でもリモート操作でリブートすることも可能。

 Chromebit CS10は、Googleが2015年3月に発表したスティック型Chrome OSデバイス。今夏での発売を予定していた。

(山川 晶之)