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スマートフォンへのマルウェア感染が疑われる5つのケースとは
(2016/2/16 20:38)
スマートフォンへのマルウェア感染が疑われる5つのケースについて、セキュリティベンダーのESETがまとめている。同社製品の国内販売を手掛けるキヤノンITソリューションズ株式会社が16日付けの公式ブログで日本語訳して紹介した。
ESETによると、マルウェアは感染したことをユーザーに察知されないよう、ユーザーが端末を操作している間だけ活動を遅らせたり、Wi-Fiネットワークでしか通信しないなど、派手な活動は行わないという。しかし、不正コードを最終的に実行させるタイミングがあるため、何かしらの兆候に気付くことができれば、違法行為を見つけられる可能性があるとしている。その兆候と思われる5つのケースとは以下の通り。
- システムやアプリのおかしな挙動
- 発信履歴やメール履歴の見慣れない宛先
- 過度なデータ通信量
- おかしなテキストメッセージの送受信
- 身に覚えのない支払い請求
マルウェアは端末の脆弱性を利用して感染するため、その際に発生するOSやアプリの不安定な挙動であったり、C&C(指令)サーバーとのやり取りの際に生じるメッセージの痕跡、データ通信量などから、マルウェアの存在に気付くことができるというわけだ。
ESETでは、予防策として、OSとアプリを常に最新バージョンに更新すること、端末内のデータのバックアップを実施すること、セキュリティソリューションを使用し、常に最新の状態を保つこと、アプリをダウンロードする際は正規ストアのみ使用すること、端末のコンテンツを暗号化すること――などを挙げている。