イベントレポート
Interop Tokyo 2025
NECブースにもAPN分野の展示。「オープン光伝送装置」や、デジタル電気信号への変換を省く「OAO型光波長変換技術」など
2025年6月13日 14:56
「Interop Tokyo 2025」の日本電気株式会社(NEC)のブースの中で、APN(All-Photonics Network)のための光伝送の製品について展示していた。
まずは「オープン光伝送装置 SpectralWave WX-Tシリーズ」。Edgecore社またはPegatron社のホワイトボックスのトランスポンダーに、NECのネットワークOSを搭載したものだ。同シリーズは、Interop Tokyo 2025で出展企業の製品やサービスを表彰する「Best of Show Award」において、APN部門の準グランプリを受賞した。マルチベンダー性が評価されたとのことだった。
「OAO型光波長変換技術」は、光信号(オプティカル)→アナログ電気信号(アナログ)→光信号(オプティカル)と変換して処理し、デジタル電気信号への変換を省く。これにより、遅延を99%削減、消費電力を90%削減するという。
「光ネットワークフェデレーション技術」は、事業者間で接続するための共通基盤。各事業者のAPNネットワークの経路情報を、AIを使って自動生成することで、シームレスに接続できるようにするという。