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ASUSTOR、クアッドコア搭載・4K動画のHDMI出力に対応したNASのエントリーモデル2製品

 台湾ASUSTORは、2ベイNAS「AS3202T」、4ベイNAS「AS3204T」を発売する。店頭予想価格(税込)は、AS3202Tが3万9800円、AS3204Tが5万9800円。

2ベイタイプの「AS3202T」
4ベイタイプの「AS3204T」

 両製品とも、CPUにIntel Celeron(1.6GHzクアッドコア)、DDR3L 2GBのデュアルチャンネルメモリを採用。RAID 1構成時の読み取り速度は112MB/s、書き込み速度は110MB/s。また、AES-NIハードウェア暗号化エンジン備えており、111MB/s以上の読み込み速度、79MB/s以上の書き込み速度を実現する。

 インターフェイスはHDMI×1、USB 3.0×3、ギガビットイーサネット×1。AS3202Tは最大16TB(8TB HDD×2)、AS3204Tは最大32TB(8TB HDD×4)を内蔵可能。モードはAS3202Tがシングル、JBOD、RAID 0/1。AS3204Tがシングル、JBOD、RAID 0/1/5/6/10に対応する。

 HDMI出力による4K動画再生に対応するほか、Intel CPUハードウェア加速機能とASUSTORのHyper-Transcoding技術により、通常の10分の1の時間で動画ファイルを変換している。また、写真・動画・音楽などの各種メディアファイルを管理・再生できるアプリが提供されるほか、「ASUSTOR Portal App」を使用し、リモコンを介した電源オン、スリープ、再起動の操作が可能。

 OSは独自のADM 2.5.4を搭載。さらに、最新のADM 2.6アップデートすることで、ASUSTOR Portalウェブアプリケーションのアップグレードが含まれ、YouTubeにおける1080p動画再生性能が改善される。また、Netflix、Vimeoなどの動画配信サイトにも対応する。

 本体の大きさ・重さはAS3202Tが102×218×165mm(幅×奥行×高さ)・1.17kg。AS3204Tが164×218×165mm(同)・1.6kg。スライド式カバーとハンドスクリューを採用し、工具不要でセットアップ可能。本体前面はダイヤモンドプレート加工が施されたデザインになっている。

(磯谷 智仁)