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「Viber」がアップデート、エンド・ツー・エンドの暗号化機能とチャット非表示機能を追加

 楽天株式会社の子会社であるViber Mediaは20日、無料通話・メッセーアプリ「Viber」をバージョン6.0にアップデートした。エンド・ツー・エンドの暗号化機能と特定のチャットを非表示にする「非表示チャット」機能を追加した。

 暗号化機能は、セキュリティレベルを3色の南京錠アイコンで表示する。アイコンが灰色の場合は、チャット・通話が完全に暗号されていることを示す。緑色は、会話が暗号化されていることに加え、ユーザー間で認証を行った状態を示している。赤色は、過去に認証した相手の認証キーに何らかの問題が生じた状態。主に相手が端末を変えた場合、あるいは第三者から妨害・中間攻撃を受けている場合に表示される。

 非表示チャット機能では、非表示にしたチャットの再表示には暗証番号の入力が必要になる。iOS版では指紋認証の利用が可能。メッセージの受信には通知が表示されるが、トーク画面にメッセージ内容や相手の名前は表示されない。また、一方がチャットを非表示にした場合でも、相手側の端末には反映されない。

(磯谷 智仁)