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ネットギア、PoE受電とSDカード録画に対応したクラウド録画ネットワークカメラ新モデル

 ネットギアジャパン合同会社は、PoE受電とSDカードへの録画が可能なクラウド録画ネットワークカメラの新モデル「Arlo Q Plus(アーロキュープラス)」を7月中旬より発売する。希望小売価格は2万6800円(税別)。

 Arlo Q Plusは、24時間クラウド録画と音声通話を実現した「Arlo Q」に、802.3af準拠のPoE(Power over Ethernet)受電機能を追加するとともに、ネットワーク非接続時にSDカードへの動画保存が行えるようにしたモデル。ACアダプターでも動作し、有線LAN接続とIEEE 802.11n/g/b/a対応のWi-Fi接続を選んでネットワークに接続できる。

 動画は1080pの解像度に対応し、H.264での記録が可能。視野角は130度となっており、3カ所までを指定できる動作検知機能も搭載。850nm赤外線LEDを装備し、暗所での撮影も可能。

 動作や音声の検知機能により、10~120秒の動画を自動で保存できるほか、録画開始をメールやアプリへの通知で知らせる機能も備える。クラウドに保存された動画は、iOS/Androidアプリやウェブブラウザーから閲覧できる。なお、マイクとスピーカーを内蔵しており、スマートフォンとの通話も可能となっている。

 製品に付属するクラウド接続サービス「Arloサービスプラン」のBasicプランでは、1GBまでの動画を最長7日間保存できる。10GBを30日保存できるPremierプランが月額1190円、100GBで60日間のEliteプランが月額1790円で購入可能(5月末現在の税別料金、米ドルに連動、以下同)。利用可能なカメラ台数はBasicが5台、Premierが10台、Eliteが15台までとなる。決済はVISAもしくはMasterのクレジットカードのみに対応する。

 24時間連続録画するには、Premier/Eliteのいずれかのプランに加え、「CVR(Continuous Video Recording)24時間録画プラン」への加入が必要。CVRプランは、カメラ1台での14日間録画に対応する月額1190円のものから、カメラ3台で30日間録画対応の月額4580円まで、6つのプランから選択できる。

 同社では、ネットワークのトラブルでクラウドに動画を保存できない場合に、SDカードへ録画が可能な点から、企業向けの監視カメラソリューションとしてもお勧めできるとしている。

(岩崎 宰守)