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国内ネットユーザーの自宅PC、OSはWindows XPが依然主流

「インターネット白書2010」で見る最新動向(1)

インターネット白書2010

 インターネットの最新動向について統計データなどをとりまとめた「インターネット白書2010」(監修:財団法人インターネット協会、発行:インプレスR&D、定価:7140円)の中から、個人・法人におけるインターネット利用実態についての調査結果の一部を、3回にわたって紹介する。

 個人に対する調査は、自宅からインターネットを利用している13歳以上の男女を対象に今年4月、ウェブアンケート方式で実施した。NTTレゾナント株式会社の「gooリサーチ」が保有するパネルから、性別や年齢層別に、1週間あたりのインターネット利用時間別人口構成比に合うよう条件抽出しており、有効回答数は3293人。

 まず、自宅における通信回線の利用状況は、「光(FTTH)」が45.0%で最も多く、以下、「ADSLまたはxDSL」が29.2%、「CATV(ケーブルテレビ)」が12.8%、「ダイヤルアップ接続(ISDN/アナログモデム利用含む)」が4.0%、「NGN(フレッツ光ネクスト)」が3.1%、「携帯電話会社の高速モバイル通信」が3.0%、「WiMAX」が0.2%、「その他」が2.6%。

 光は2009年の45.9%、CATVも同じく13.3%からほぼ変わらず、ADSLまたはxDSLが2009年の34.2%から減少している。一方、高速モバイル通信が2009年は0.5%だったため、増加傾向にある。なお、WiMAXは今回の調査から追加した項目となる。白書では「固定回線を敷設せず、無線のみでインターネットを利用している層も増えている」と指摘している。


家庭内の通信回線利用状況

自宅PCのOS、半数近くがWindows XP、Vistaは3割、7が1割

 自宅のパソコンで利用しているOSは、「Windows XP Home Edition」が34.2%、「Windows Vista Home Premium、Windows Vista Home Basic」が24.3%、「Windows XP Professional」が13.6%、「Windows 7 Home Premium、Windows 7 Professional、Windows 7 Ultimate」が11.1%、「Windows Vista Ultimate、Windows Vista Enterprise、Windows Vista Business」が3.9%などの順。

 「Windows XP Home Edition」は2009年の42.3%から、「Windows XP Professional」も同じく16.2%からそれぞれ減少したものの、合計47.8%と半数近くを占める。Vistaの各エディションの合計28.2%を大きく上回り、依然としてWindows XPが自宅パソコンの主流となっていることがわかる。一方で、今年から項目に追加されたWindows 7だが、すでに1割を超えた点も注目される。


自宅のパソコンで利用しているOS

 自宅のパソコンで利用しているウェブブラウザーは、「Internet Explorer 8」
が前年の24.3%から41.2%へと大幅に増加してトップ。以下、「Internet Explorer 7.x」が22.9%、「Firefox」が12.5%、「Internet Explorer 6.x以下」が8.2%、「Google Chrome」が6.0%などの順。


自宅のパソコンで利用しているブラウザーソフト

 ウェブメールの利用者(1580人)が利用しているサービス(複数回答)は、「Yahoo! Mail」が73.6%で突出しており、以下は「Gmail」が33.0%、「Hotmail/Windows Live Hotmail」が32.5%、「gooメール」が23.4%、「Infoseekメール」が12.8%など。

「IPサイマルラジオ」の認知度は28.3%

 今年の調査では、ラジオ番組を放送と同時にインターネットでも配信する「IPサイマルラジオ」の利用状況についても調査している。3月に「radiko.jp」の実用化実験がスタートしており、配信エリアが関東と近畿にとどまっているものの、利用率は5.0%だった。

 内訳は、「頻繁に聴取している」が1.4%、「たまに聴取している」が3.6%。これに、「試しに聴取したことはある」の4.6%、「どのようなサービスかは知っているが、聴取していない」の18.7%を加えた認知度は28.3%となる。


IPサイマルラジオの認知度




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(永沢 茂)

2010/7/21 06:00