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ダイヤモンド社の電子書籍アプリ終了で、他社の単体アプリも閲覧不可が相次ぐ?

 ダイヤモンド社の電子書籍アプリ終了のニュースが、発表からしばらく経って波紋を広げている。iPadが発売されて間もない2010年半ばに登場したこのアプリは、今では当たり前となっている電子書籍ストア経由での配信ではなく、電子書籍を1冊ずつ単体のiOSアプリとして販売するという仕組みで、「もしドラ」や「適当日記」など、数多くの電子書籍がリリースされた。これらの電子書籍アプリなどが5月31日をもってサービス終了となったのだが、なぜこれが波紋を広げているかというと、このアプリを採用していた他の出版社の電子書籍アプリも影響を受けることが判明したため。有斐閣の「有斐閣判例六法Reading」のように配信終了をきちんと告知している出版社もあるが、過去にこのアプリを採用していた出版社のうち、告知されているのはまだ一部とみられる。電子書籍ストアの閉店によって購入済みの電子書籍が読めなくなるというニュースはたびたび耳にするが、単体でリリースされた電子書籍アプリについても、すでに読めなくなっていた……というケースは、実は少なくないのかもしれない。