テレワークグッズ・ミニレビュー

第152回

末端冷え性で手がかじかむ! デロンギの卓上ヒーターを使ってみた

末端冷え性にとって、キーボード操作は“苦行”

 万年冷え性の私にとって、このごろ悩ましいのが、手先が極端に冷える「末端冷え性」です。

 末端冷え性というのは体内が温まっていたとしても手先や足先が氷のように冷たい症状のこと。このため手がかじかんで指の動きが鈍くなりキーボード操作が辛いのです。末端冷え性がなぜ起こるのかというと、通常の冷え性と同じく自律神経の乱れや体の筋肉量が少ない、などさまざま要因があるようで、これまで手袋やカイロ、ときには体があたたまるお茶などを飲んでみたりしたのですが、どれも一時的な効果にとどまっており、「体質だと思って割り切るしかないのかな」と諦めていました。

 ですが、手先が冷たいせいでキーボード操作が億劫になるのはどうにかしたいもの……。そんな中、机の上にもおけるという、デロンギの超小型ヒーター「デロンギ カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」を発見。手の周りの空気をしっかり温めておけば冷えが気にならなくなるのかもしれない。そう思って早速取り入れてみることにしました。

 結果、これが大正解。もう手放せなくなったのです……!

スイッチをつけて2〜3秒、穏やかな風で手全体が温まる

「デロンギ カプスーラ デスク セラミックファンヒーター HFX12D03」

 今回購入した「デロンギ カプスーラ デスク セラミックファンヒーター HFX12D03」(以下、ファンヒーター)は、その名の通りデスクや足元に置いてピンポイントに温めてくれる小型ヒーターです。大きさは15.0×11.0×18.0cm(幅×奥行×高さ)、重さは約0.95kgほどと、例えるなら文庫本6〜7冊ほどのサイズで、デスクにおいても大きな存在感はありません。

本体下部には「転倒時OFFスイッチ」があり、本体の転倒や傾きを検知すると自動的に運転を中断する安全機能がついています
本体上部には持ち運び用のシリコン製ベルトがついています
本体表面の送風パネルは角度調節が可能です
本体背面は吸気口で、取り外しできるフィルターがついています。週に1度の掃除を推奨とのこと

 ダイヤル式の「サーモスタット」を回し切ってヒーターの電源を入れます。このサーモスタットは風量を調整するものではなく、電源のオン・オフを自動的に繰り返すことで、温度が上がりすぎないようにするもの。具体的な温度は明示されていないのですが、電源を入れたのち、ダイヤルを0に近づけるほど、オフになりやすくなります。スイッチを入れた直後は涼しい風がきますが、ものの2〜3秒ほどで温風に変化します。デスクに置くとかなり熱くなるのではと思ったのですが、20cmも離すとふんわりとした心地よい温風がやってきます。

ダイヤル式の「サーモスタット」。ダイヤルを回して電源を入れます

 キーボードやPCといった電子機器の真隣において指先をダイレクトに温める、となると温度上昇で機器の不調や故障のもとになりそうで少し心配なため、普段は手首の近くに設置しています。手首に心地よい温風が吹いてきて、ちょっと指先が冷えてきたかな、と思ったらその都度ヒーターに手を近づけて温める、といった感じで使っています。

基本は手首の近くに置いて、ちょっと指先が冷えてきたと思ったら、さっとヒーターに手を近づけて暖をとっています

 ……え、ダイレクトに手先を温めないならカイロとか手袋とかの方が温まりやすそうじゃない? とお思いでしょう。でも、カイロは温める手間がかかること、手袋ならキーボード操作の違和感があるのです。

 例えば、カイロを使う場合、手先が冷えるたびにカイロを握って、温まったらキーボード操作に戻って、また冷えたらカイロを握る、というちょっとめんどくさいアクションがあります。でも、ヒーターだったら、手先が冷えたらヒーターの近くで手先を温めるだけですぐに温まります。この「カイロを持って、握って」という動作がないだけでも温めやすさは段違い。さらに、カイロは握っている手のひらだけが温まりますが、ヒーターなら手全体を温められます。

 また、手袋を使う場合。キーボードの端から端までの小さな範囲で指を動かすため、素手で打つときと比べて指と指の間が擦れる「モソモソ」とした違和感が気になっていました。しかし、ヒーターがあれば素手で仕事ができます。

 ちなみに、2年ほど前に「ゲーミングてぽっか」のレビューをしました。こちらは温度も調整できたり短時間でしっかり温まったので良かったのですが、手首から中指の先まで15cmほどしかない私にとって、サイズがかなり大きかったことがあり、常用するというよりかは、本当に耐えられない! というときのピンチヒッター的存在となっていました。「ゲーミングてぽっか」との使い分けとしては、ゲームをするときや超がつく寒さのときに使い、普段の仕事中はデロンギの小型ヒーターを使う、といった感じで運用したいと思っています。

 ちなみに動作中の音の大きさとしては、冷えている部屋でエアコンの暖房をつけた直後の音がずっと続くイメージに近いです。音にやや敏感な私でもあまり気にならないレベルの音ですが、ウェブ会議中につけていると、もしかしたらヒーターの動作音がマイクに入るかも、とちょっと心配になります。

ついでに上半身も温まる! 暖房なしで1日乗り切れた

 予想外だったのが、よほど寒くない限り、ヒーター1台で事足りるようになった、つまりエアコンを使わなくなったということです。手首付近にヒーターを置いていたところ、上昇気流のせいか温かい空気が胸〜顔まで自然とやってくるので、手首だけでなく上半身、ヒーターの30cm先くらいまで温まります。

 これまで当たり前のようにエアコンを使っていたのですが、エアコンは部屋全体を温めるため風の方向が変わり、自分をダイレクトに温めてくれない感じがあります。また、何と言っても乾燥が気になるのでエアコンはできるだけ使いたくないのだけど……と思っていました。

 このヒーターは上述のように手だけでなく上半身も温まるので、よほど寒い日でない限り、これ1台で1日のデスクワークを乗り切ることができます。消費電力も360Wをオンオフしながら使う形なので、電気代のことも考えると、自分の体をしっかり温めたいときにエアコンよりもむしろこのヒーターを使う方がいいのでは? とさえ感じています。

 さらに、足先の冷えの方が気になってきた、と思ったらさっと下に移動させることで足も温められるというフレキシブルさも重宝している理由の1つです。

足元に置いておけます

 冬の手先の冷えが気になる、とりわけ私のように「悴んでキーボードが打てない!」と悩んでいる方には救世主ともなり得るアイテムだと思いました。これからも毎日活用してこの冬を乗り切ろうと思います。