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iPhoneを米国内だけで生産・組み立てを行うとコストはどうなる? MITの試算が話題に

 スマートフォンなどの電子製品は、日本や台湾をはじめ世界中で製造された部品を組み合わせて作られているが、では仮にそれらを米国内で組み立てた場合、また米国内で調達した部品だけを使って組み立てた場合、どの程度コストが上昇するのかをiPhoneを例にMITが試算した結果が、9to5Macで紹介されている。それによると、組み立てだけを米国内で行った場合は、1台あたりの値上がり幅はおよそ4~10ドルの範囲にとどまるが、部品の生産も米国内で行った場合、値上がり幅はおよそ30~40ドルにも及ぶとのこと。ちなみに前者の主な要因は輸送費で、大きな要因とみなされがちな人件費の影響はそれほどでもない模様。これを大きいと見るか小さいと見るかは難しいところだが、日本から見た場合、為替市場の影響と比べても、極端に差が大きいというわけでは、現時点ではないようだ。