やじうまWatch
国立国会図書館のウェブアーカイブ事業を報じたNHK、とんだブーメランを食らう
2016年8月18日 06:00
NHKの公式Twitterアカウントが、とあるツイートでユーザーからのツッコミを食らいまくる“事件”があった。これは16日に報じられた「“消えた”ウェブサイトを後世に」というビジネス特集で、日々消滅しつつあるウェブサイトを保存するために活動している国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP:Web Archiving Project)を紹介するというもの。ところがこの話題、報じることによってそのメディア自身が過去のニュース記事をどれだけ公開可能な状態で残しているかを問われる構造になっており、このニュースをツイートしたNHKの公式アカウントには、国立国会図書館の取り組みそのものに対する反響だけでなく、「お前のところこそ過去のページをちゃんと保存しろよ」というツッコミも多数寄せられる騒ぎとなっていた。今回の報道は主に国や自治体のサイトにまつわる内容だったのだが、読者にとってはそうしたジャンルはあまり関係なかったようで、なかにはわずか10日前のNHK NEWS WEBのURLを挙げ、すでに見られなくなっていることを嘆く声も。なお、以下のリンクは16日付のものだが、いつまで参照可能なのかは不明だ。
- “消えた”ウェブサイトを後世に(NHK NEWS WEB)
http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016_0816.html - 国立国会図書館が収集した国内サイトが1万件を突破、36億ファイル・632.9TB(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/733077.html