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軍艦島の3Dデータ化プロジェクト、マウスでぐりぐり回して見られる建物データを公開開始

 長崎大学インフラ長寿命化センターが中心となって2009年から行なわれている、軍艦島の3Dデータ化プロジェクト。3Dスキャナーなどで再現された島の全景は、昨年、YouTubeで公開されて大きな反響を得たが、このたび新たにお披露目となったのが、現存する日本最古の鉄筋コンクリート造アパートと言われる「30号棟」の3Dデータ。マウスでぐりぐり自由に回して見られるこのモデル、通常の見学ツアーでは見ることのできないアングルから見られるほか、実物ではあり得ない、真下からのアングルでも見られてしまうのが面白い。制作チームのひとり小島健一氏によると「長崎市役所から許可も出たので、今後別の棟の3Dも公開できると思う」とのことで、今後も建物単体の3Dモデルのお披露目が期待できそうだ。