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顔の復元にも対応、ディープネットワークによる写真の欠落部分の補完手法に驚嘆の声

 白黒写真の自動着色やラフスケッチの自動線画化でこれまで何度も話題になった、早稲田大学の石川研究室による新しいプロジェクトが、このゴールデンウィークに入る直前に公開されてネットで話題になっていた。今回公開されたのは、ディープネットワークを用い、写真画像の欠落を自動的に補完してくれる手法で、Photoshopのコピースタンプツールのように周辺を塗り足す技術かと思いきや、元の画像に写っていない物体を生成して合成することも可能なのが大きな特徴。これにより、人物の顔の消されたパーツを再生するといった高度な補完にも対応しているのだが、オリジナルにはないパーツで補完されるため、顔の一部を消して補完する作業を繰り返すと、顔の輪郭などを維持したまま徐々に別人の顔になっていくのがなかなかシュールと評判だ。論文やソースコードは近日公開となっており、将来的にはブラウザー上で手軽に試せるウェブサービス版の登場にも期待したいところだ。