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例文をつなぐと物語が見える? やたらと財務省をバッシングする和英辞書が見つかる

 ある辞書に掲載されている例文が、ひたすら財務省に厳しい内容であることが読者の指摘によって発覚し、話題になっている。

 これはブログ「Colorless Green Ideas」が指摘しているもので、それによると研究社の「新和英大辞典」に掲載されている例文が、やたらと財務省が責められる対象になっているというもの。具体的には「財務大臣が取った緊急措置も不況には何の効果もなかった」「財務大臣が早まった景気回復を宣言して庶民のぬか喜びさせた罪は大きい」といった批判のほか、「財務大臣の首をすげ替える」など人事に及ぶ内容まで、財務省と財務大臣が徹底してバッシングの対象になっていることが分かる。また面白いのはこれらの例文をつなぎ合わせると外務省との対立を描いた1つのストーリーになっていることで、同ブログでは「ちゃんとストーリーができるほどさまざまな表現を収めているからこそ、実際に英語で文章を書くときに役に立つのだろう」と結んでいる。おそらく意図的に収録されたであろうこの例文だが、見つけた読者もさすがというほかはなく、はてブやTwitterでは今回のエントリーに対して称賛の声が多数上がっている。