やじうまWatch
モバイルでの全画面広告や音声付動画自動再生、終了へ。Chromeがブロック機能をテスト中
2017年8月2日 06:00
Android版Google Chromeの試験運用版に、広告ブロックの項目が追加されているのが見つかり、話題になっている。Androidユーザーであれば誰でもダウンロードして試用が可能だ。
これはChromeの試験運用版である「Chrome Canary」の設定メニューで新たに見つかったもので、デフォルトではON(広告を非表示)となっているのが特徴。ウェブ広告の主でもあるGoogleが自社ブラウザーで広告表示をブロックするのは異例だが、健全な広告を推進するために業界団体が自ら好ましくないと定義した広告(ポップアップや全画面表示、音声を伴ったムービーの自動再生など)を取り締まるのが目的なのだそうだ。試験運用版ということで、本家はもとよりベータ版の「Chrome Beta」よりもさらに不安定ではあるが、興味のある人は本家との見え方を比較するためにもダウンロードしてみると面白いかもしれない。ちなみに同機能が今春初めて報じられた際はPC版Chromeも対象とされていたが、いまのところそちらには目立った動きはない。
- Chrome Canary(試験運用版)(Google PlayのAndroidアプリ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.chrome.canary&hl=ja - The Initial Better Ads Standards(Coalition for Better Ads)
https://www.betterads.org/standards/ - Google Plans Ad-Blocking Feature in Popular Chrome Browser(WSJ)
https://www.wsj.com/articles/google-plans-ad-blocking-feature-in-popular-chrome-browser-1492643233