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Facebookで話題、「超鮮明な終戦直後の東京」の映像の正体がついに判明

 お盆の少し前から、Facebookを中心に話題になっていた映像がある。これは終戦直後の東京を撮影したとみられるモノクロ映像を使った音楽PVなのだが、特筆すべきは元動画のクオリティの高さ。街を歩く人々の動きがあまりもスムーズ、かつ解像度も高く、35mmフィルムで撮られたと推定されたまではよかったが、肝心の出典は不明なままで、時期柄GHQが撮影したフィルムがパブリックドメイン化したものではないかとの説が出ていた。ところがFacebookで多数の人々がこの映像を見たことで様相は一変。映像内の選挙ポスターや車両の年式などから具体的な撮影年度が特定されたのを手始めに、1949年に公開された米映画でこの映像を背景に用いたシーンの存在が確認され、ハリウッドのスタッフによって撮影されたアウトテイクの一部であること判明した、というのがこれまでの流れだ。もとの映像のクオリティの高さに加え、一つ一つ謎が解明されていくまでが実に興味をそそるプロセスだったことも、これだけ多くの反響を呼んだ理由と言えそう。この映像をブログで取り上げたヒマナイヌ川井氏は「この映画のスクリーンプロセス用の東京実景はもっと大量にあるはず(略)みんなで引き続き探そうではありませんか!」と意気込んでおり、今後同様の映像がさらに見つかる可能性もありそうだ。

◇1948年に東京で撮影されたあの35mmフィルムの正体がわかった!!(himag)
http://himag.blog.jp/45957239.html
◇終戦直後の新橋をGHQが撮影した35mmフィルムの解像度が驚異的!(himag)
http://himag.blog.jp/45875410.html

(tks24)